手描友禅染 振袖 乙女椿 / 池内路一作
¥880,000
□手描友禅染振袖「乙女椿」
大輪の乙女椿を花と蕾と葉のシンプルな構成で図案化した振袖です。
手描友禅染、ぼかし染め、ろうけつ染めなど、複数の技法を組み合わせ、
椿の生命力を生き生きと表現しています。
椿の花は通常下向きに咲くのですが、晴れの日の衣装なので、
上向きや横向きにアレンジして描いています。
椿は寒い冬に咲く花として人々に愛され、
凛とした花の美しさと樹齢の長さから、
古来より大変縁起の良い花として伝えられてきました。
春の訪れを予感させる椿は、
明るい未来への兆しも感じさせます。
気品ある青を基調とした、優しく柔らかい色合いと、
色数を抑えたシンプルなデザインが
着用される方を引き立て、より優雅に美しく見せてくれます。
成人式や卒業式、結婚式等に最適です。
※参考までに、余す所のなく役に立つ徳ある花として
「椿の十徳」という箴言があります。
「百椿集」より/安楽庵策伝(1554-1642)
①不老の徳
年月を経ても老衰の様子を見せない。
②公徳を守る徳
四季を通じて落葉せず、木の足元を汚さない。
③相互一致の徳
接ぎ木をすれば容易に接着し、互いに新しい花を咲かせる。
④謙遜の徳
普段は目につかない籔に生え、春が来るまで静かに佇む。
⑤清浄の徳
「椿はもっぱら清水を楽しむ」水のきれいな土地によく育つ。
⑥矜持の徳
「他家を継いで、己の徳位を失わず」庭の中央でも片隅でも、置かれた場所で咲く。
⑦常緑不変の徳
秋になって周囲が赤茶色になっても、ツバキだけは変わらぬ緑色に輝いている。
⑧操節を守る徳
冬になっても枯れず、春に向かって蕾を膨らませる。
⑨奉仕の徳
栽培者の労に報い、色や形を毎年変えて楽しませてくれる。
⑩厚生の徳
花弁は布染めに、種から搾ったツバキ油は灯油・食用に適しているほか、頭髪・スキンケアにも最上の効果。
樹は堅く、家具や日用品に適し、燃やしたあとは火付きが良い焼き炭に、
灰は日本酒の醸造に用いられ、葉を焼いた灰は釉薬にもなるといった具合に、
余すところなくその身を役立てる。
□注意事項
155cm〜170cmくらいまでの方に最適です。
体型は極端に大きな方でなければ対応可能です。
八掛、胴裏、重ね衿、仕立て代は含まれています。
寸法が確定次第、お仕立てをして納品いたします。
1ヶ月半程度の納期を予定していますが、ご予定等がある場合は
日数に余裕を持ってお申し込みください。
モニターで見る色と実際の色味が異なることがありますのでご注意ください。
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